コンベクシティ
【こんべくしてぃ】
Convexity
債券利回り(金利)の変動に対して債券価格の感応度がどれだけ変化するかを示す指標。距離と速度と加速度の関係にたとえると、債券価格が距離、修正デュレーションが速度、コンベクシティが加速度に相当する。現実の金融市場では、債券利回りが上昇(下落)したときの債券価格の下落幅(上昇幅)が修正デュレーションとズレることが多いので、その欠点を補い、利回りと債券価格の関係をできるだけ現実に近づけるために考案された。利回りと価格の関係をグラフで表すと、修正デュレーションは直線になるが、コンベクシティは凸状(convexity)の曲線になるため、この名で呼ばれる。
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| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517306 |