ニューヨーク証券取引所
【にゅーよーくしょうけんとりひきじょ】

New York Stock Exchange：NYSE

ニューヨーク・マンハッタンのウォールストリート（ウォール街）にある世界最大規模の証券取引所。通称「ビッグボード（Big Board）」。1792年にウォール街にあったスズカケノキの周りに24人の仲買人が集まり、「スズカケ協定」（Buttonwood Agreement）を結んだのが、取引所の始まりとされている。ブルーチップ（Blue Chip）と呼ばれる大手優良企業を中心に、中堅企業、外国企業など約2800社が上場している。2006年には、持株会社のNYSEグループが自ら株式を上場（ティッカーシンボルはNYX）。2007年には、同社とユーロネクストが合併し、現在はNYSEユーロネクストが取引所を運営している。世界で最も上場審査が厳しいことでも知られており、NYSEに上場することがある種のステータスにもなっている。日本企業では1970年のソニーを皮切りに、トヨタ自動車、キヤノンなど18社が上場している（2009年8月現在）。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517419