浮動株比率
【ふどうかぶひりつ】
Ratio of Floating Share
浮動株の発行済株式総数に占める割合のことであり、浮動株とは市場で流通されている株式のことである。東京証券取引所では、上位10位までの大株主の保有株、自己株式等、役員等が保有する株式、その他取引所が適当とみなす事例を固定株とし、残りを浮動株と定義している。浮動株比率が高い企業は、市場での株式の流通量が多いため相対的に株価が安定しやすいものの、浮動株が多いため買収等の危険性が高くなる。一方、浮動株比率が低い企業は、安定株主が多いため買収等の危険性は低くなるが、市場での株式の流通量が少ないため、需給の均衡が崩れやすく、株価は不安定になりやすい。
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| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517450 |