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圧縮記帳
【あっしゅくきちょう】


特定の固定資産の購入に伴い、固定資産購入に関連した保険金や補助金等を受け入れた場合に当該金額を固定資産取得原価から控除(圧縮)する会計処理である。圧縮記帳を行わない場合、固定資産購入時に受贈益を計上することになり税負担が発生する。この場合、本来の目的である保険金や補助金等による固定資産購入代金補填という効果が税金の支払いにより減殺されてしまう。一方で圧縮記帳を行うと単に固定資産取得原価を減少させることになるため、収益計上されることはない。固定資産取得原価が購入金額よりも減少することから、将来の減価償却費を減少させることで、課税の繰延べを行う効果がある。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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