後入先出法
【あといれさきだしほう】
Last-In First-Out Method:LIFO
棚卸資産の評価方法の1つで、後に取得したものから、先に払出されるものと仮定して払出記録を行う会計処理方法である。実際のものの流れに反する仮定に立つ考え方ではあるが、仕入価格が上昇傾向にある時などに、最近の取得価格を売上原価の計算に反映させるため、利益計算の中からインフレ利益の混入を排除できるというメリットがある。しかし、その反面期末数量を期首数量より少なくすることにより、利益計算の中にインフレ利益を混入させることができるため、利益操作に使われる余地を残している。
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| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517590 |