経済経営用語 会計(Accounting) 26 売上債権回転率【うりあげさいけんかいてんりつ】 Receivables Turnover Ratio 売上債権回転率は、売上高に対して一定期間内に売上債権がどの程度利用されたかを示す指標であり、売上高を売上債権の金額で除して算定される。回転率が大きいほど、企業は資本(資産)を効率的に利用して売上を獲得したといえる。計算式は以下のとおりである。ここで、分子には1年間を通じて獲得される売上高を用いるため、原則として、分母も1年間の平均的な売上債権の金額を用いる必要がある。そのため、分母の売上債権の金額は期首の売上債権残高と期末の売上債権残高の平均値が用いられる。ただし、売上債権に関しては、回転期間で示した方が回転率で示すよりも理解しやすいため、回転率の逆数である回転期間が使われることも多い。売上債権回転月数の場合には、売上債権が資金化されるまでどの程度の期間を要するかが示されることになる。 (c)2009 A&A partners/TMI Associates/ Booz&Company(Japan)Inc./ Meiji Yasuda Insurance Company 日経BP社「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」JLogosID : 8517616