営業活動によるキャッシュフロー
【えいぎょうかつどうによるきゃっしゅふろー】

Net Cash Provided by（Used in）Operating Activities

商品および役務の販売による収入、商品および役務の購入による支出等の営業損益計算の対象となった取引で、投資活動および財務活動以外の取引によって生じたキャッシュフローのことである。または記載するキャッシュフロー計算書における区分のことである。例えば、商品または役務の販売により獲得した受取手形を割り引いた際の入金のように手形の割引自体は営業活動ではないが、営業活動に係る債権債務から発生したキャッシュフローも「営業活動によるキャッシュフロー」の区分に表示される。営業活動によるキャッシュフローの金額は、企業が外部からの資金調達に頼ることなく、営業能力を維持し、新規投資を行い、借入金を返済し、配当金を支払うために、どの程度の資金を主たる営業活動から獲得したかを示す主要な情報となる。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517630