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会計参与
【かいけいさんよ】


会計参与は、取締役と共同して計算書類の作成等に従事する会社の機関であり、株主総会で選任されるものである。これまで、会計監査は監査役が実施していたが、資格要件に制限がないため、中小企業等において、実質的に機能しない場合も多く見受けられた。この弊害を改善し、決算書の信頼性を高めるために導入された制度が会計参与で、定款に定めれば、大会社から小会社まで規模のいかんに関係なく設置ができる任意機関である。会計参与には資格要件が定められており、公認会計士または税理士等に限られている。機能としては、主に会計監査人の設置されていない中小企業において、有資格者である公認会計士・税理士等が、取締役・執行役と共同して計算書類を作成するため、計算書類正確性に対する信頼を高めることができること、会計専門家が計算書類の作成に関与するため、経営者が経営に専念することができることなどがあげられる。




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「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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