開示後発事象
【かいじごはつじしょう】

Non-Adjusting Subsequent Event

後発事象のうち、決算日後において発生し、当該事業年度の財務諸表には影響を及ぼさないが、翌事業年度以降の財務諸表に影響を及ぼす事象である。例えば、災害や事故、合併、新株の発行などがあげられる。これらは決算日において原因事象は生じていないが、棚卸資産、固定資産の棄損や会社資産の増減として翌事業年度以降の財務諸表に影響を及ぼすため、開示後発事象とされる。なお、注記対象となるものは重要なものに限定され、注記内容は当該事象の内容、および今後において、これらの会計事象が会社の財政状態および経営成績に及ぼす影響額等である。影響額を客観的に見積もることができない場合には、その旨および理由等の開示が必要となる。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517664