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架空売上
【かくううりあげ】


Fictitious Sales

販売の事実がないのにもかかわらず、売上があったかのように偽装して計上することをいう。売上高を過大に計上して会社規模、取引量を大きく見せたり、利益を増加させることにより経営成績を故意に良く見せかける等を目的として行われる粉飾決算の1つである。売上高は、実現主義の原則に従って計上すべきものとされるが、ここに、売上の実現とは、財貨または役務の移転(商品の引渡し等)とそれに対する対価(現金・売掛金受取手形等)の取得のことをいう。したがって、架空売上は、こうした要件を満たしていないものである。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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