キーリスク
【きーりすく】
Key Risk
勘定科目残高の妥当性を阻害するリスクのうち、重要な虚偽表示リスクのことである。すなわち、そのようなリスクが具現化した場合には、勘定科目残高の妥当性が損なわれてしまうようなリスクのことをいう。例えば、売買契約書の内容が売上計上の根拠である場合、担当者が自由に売買契約書を締結できるとしたならば、担当者の裁量で売上高や売上計上日が歪められ、売上高が正しく計上されない危険性が高まる。このように担当者が自由に売買契約書を締結できるため、売上高が正しく計上されないといった重要なリスクをキーリスクという。
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| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517717 |