機会原価
【きかいげんか】

Opportunity Cost

複数の選択肢のうちある1つの案を採用した場合において、採用しなかった案のうち最善の案を仮に採用したとしたら得られたであろう利益のことである。会社の意思決定においては複数の選択肢があることが多く、1つの案しか選択できない場合には代替案を採用していたら得られたであろう利益もコストに含めて意思決定を行うのである。これに対して意思決定に影響を与えないコストを埋没原価という。例えば、投資意思決定でA案、B案があるとする。A案、B案それぞれ100、70の利益が得られるとするとA案を採用した場合、B案の70が機会原価となる。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517718