100辞書・辞典一括検索

JLogos

13

偶発事象
【ぐうはつじしょう】


Contingency

利益または損失の発生する可能性の不確実な状況が、貸借対照表日現在、既に存在しており、その不確実な状況が将来事象の発生することまたは発生しないことによって、最終的に解消されるものをいう。偶発事象は、偶発利益と偶発損失に分類される。偶発利益については、実現主義の観点より、発生が不確実な段階では会計上の処理は行われない。他方、偶発損失については、発生の可能性が高く、金額を合理的に見積もることができる場合には、引当金として計上され、それ以外の場合には、貸借対照表に注記することにより開示される。なお、偶発事象のうち重要なものに関しては、独立監査人の監査報告書上、追記情報として記載される。




(c)2009 A&A partners/TMI Associates/ Booz&Company(Japan)Inc./ Meiji Yasuda Insurance Company
日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
JLogosID : 8517745