繰延税金負債
【くりのべぜいきんふさい】

Deferred Tax Liabilities

税効果会計を適用した場合に貸借対照表に計上される法人税等の未払額である。会計上の貸借対照表上の資産および負債の金額と法人税等の課税所得計算上の資産および負債の金額との差額（一時差異）のうち、将来の法人税等の支払額を減額する効果を有する差額（将来加算一時差異）に解消が見込まれる期の税率を乗じて繰延税金負債として計上する。これに対して、将来の法人税等の支払額を減額する効果を有する差額（将来減算一時差異）については、繰延税金資産を計上する。繰延税金資産および繰延税金負債は、原則として、これらに関連した資産・負債の分類に基づいて、流動項目（流動資産または流動負債）と固定項目（投資その他の資産または固定負債）に分けて表示する。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517750