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限界利益
【げんかいりえき】


Marginal Income/Marginal Profit

売上高から変動費を控除して求められた利益であり、固定費を回収し営業利益の獲得に貢献するという性格から、貢献利益とも呼ばれる。限界利益を販売量で除して求められた製品単位あたり限界利益は、製品を追加的に1単位販売した場合に獲得される利益を表わしており、意思決定の際に重要視される。例えば、製品の価格決定にあたり、長期的には変動費に加えて固定費も回収できるような価格付けがなされるが、短期的には固定費は一定であるため、変動費を回収できる価格すなわち限界利益がプラスになる価格まで、値下げすることが考えられる。また、製品価格および製品単位あたり変動費を一定とすると、販売量の増加により限界利益も増加する。そのため、CVP分析における目標製品販売量の決定や損益分岐点分析等においても利用される。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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