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原価計算基準
【げんかけいさんきじゅん】


Cost Accounting Standards

原価計算を行うための実践規範であり、1962年に大蔵省企業会計審議会から公表された一般に公正妥当と認められた会計基準の1つである。原価計算基準財務諸表の作成や原価管理などの多元的な目的を達成するために、一定の計算秩序として定められたものである。また、原価計算方法を画一的に規定するものではなく、あくまでも枠組みを定めたものであり、業種業態などの実情に応じて適用されるべきものである。原価計算基準が設定された時代の背景としては少品種大量生産があった。しかし、現在は、原価計算基準設定時にはなかった多品種少量生産やJIT生産方式、工場のFA化、顧客ニーズの多様化などさまざまなものがある。そして、これらに対応するための原価計算の方法として新たにライフサイクルコスティングや品質原価計算活動基準原価計算などの新しい原価計算手法が存在する。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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