現金主義
【げんきんしゅぎ】
Cash Basis
取引認識時点として、現金の入金、出金があった時点で会計処理する方法である。確定額で処理されるため、処理される金額の信頼性は高い半面、処理されるタイミングが遅くなる欠点がある。この欠点を補うものとして発生主義があり、取引が発生したという事実を根拠に会計処理する方法である。例えば、物品を購入した場合、購入時と支払時にタイムラグが生じると、会計処理の時点の違いが明確になる。購入時に会計処理を行う方法が発生主義であり、支払時に会計処理を行う方法が現金主義ということになる。現在の会計では発生主義が原則となっている。
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| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517787 |