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工事進行基準
【こうじしんこうきじゅん】


Percentage of Completion Basis

工事契約について、工事の完成を待たず、各決算時の都度、工事の進行程度を合理的に見積り、その進捗度合いに応じた収益を認識する方法をいう。長期請負工事については、一般に当初の契約により収益の獲得が保証されていると考えることが可能であり、その実現可能性が相対的に高いこと、工事の完成まで収益を計上しない実現主義工事完成基準の考え方)を厳密に適用することは、発生主義を重視した期間業績測定の観点からは合理的ではないこと等が、工事進行基準を認める根拠である。ただし、工事進行基準適用に際しては工事収益総額、工事原価総額および工事の進行程度の3要素が信頼性をもって見積もれることが要件である。なお、会計基準の国際的調和が図られたことから、工事契約については「工事進行基準」を原則適用することとされている。




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「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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