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サーベンス・オクスリー法
【さーべんすおくすりーほう】


Sarbanes-Oxley Act/SOX

「米国企業改革法」「SOX法」「SOA」「Sarbox」「Sarbanes-Oxley Act」など数々の呼称を有しているが、正式には「Public Company Accounting Reform and Investor Protection Act of 2002 上場企業会計改革および投資家保護法(米国連邦法 2002年7月大統領署名法律承認)」である。法案を作成提出したポール・サーベンス(Paul Sarbanes)上院議員およびマイケル・G・オクスリー(Michael G.Oxley)下院議員の名前にちなんで、「サーベンス・オクスリー法」と呼ばれている。
エンロン事件やワールドコム事件など2000年代初頭にかけて大規模な不正会計事件が多発したため、これに対処し投資家保護を図るための法案であり、全体として企業会計や財務報告の透明性・正確性・信頼性を高めることを目的としているが、企業の内部統制を中心としてコーポレートガバナンスの在り方や監査制度を抜本的な面から改革し、投資家に対する企業経営者の責任と義務・罰則を定めたものである。この法案の強い影響を受け、わが国でも2008年4月1日以降に開始する事業年度から財務報告に係る内部統制の構築、評価および報告の制度が義務付けられている。




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「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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