最終仕入原価法
【さいしゅうしいれげんかほう】
Last Purchase Price Method
期末日前の最後に取得した単価(最終仕入原価)をもって棚卸資産の評価を行う方法である。この方法は、期末日前の最後に取得した棚卸資産の単価がわかれば期末棚卸資産の評価が行えるため、非常に簡便である。一方で最終仕入数量のみが取得原価で評価されることになるため、期末棚卸資産の一部だけが実際取得原価で評価され、他の部分は時価に近い価額で評価される可能性があり、未実現の評価益が計上されるおそれがある。そのため会計上は金額的重要性がない場合のみ適用できる。
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| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517829 |