財務会計
【ざいむかいけい】

Financial Accounting

企業が貸借対照表・損益計算書を中心とする財務諸表を核とする会計情報を一定のルールや様式に基づき作成し公表することで、企業の財政状態および経営成績を企業外部の株主・債権者・顧客・取引先・税務当局など、企業と関わりのある利害関係者ないしステークホルダーに報告することを目的とした会計をいう。経営者や企業内部の管理者に対する情報提供を目的とする管理会計とは目的を異にする。企業外部にはさまざまな利害関係者が存在するが、その中でも株主と債権者は企業の存続と成長に不可欠な資金を提供しているため、財務会計の主たる目的は株主と債権者に対する会計情報の提供である。財務会計のうち、会社法や商法、金融商品取引法など、法律の規制に則って実施される財務会計のことは、特に制度会計として区別される。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517831