先入先出法
【さきいれさきだしほう】

First-In-First-Out Method：FIFO

棚卸資産の評価方法の1つである。最も古く取得された財貨から順次払出しが行われ、期末棚卸品は最も新しく取得された財貨から構成されると仮定して期末棚卸資産の価額を算定する方法をいう。通常の取引では、先に取得した棚卸資産から売却することが多いため、この計算方法は実際の財貨の流れと記帳の順序が一致することが多い。物価変動時にこの方法を用いた場合、貸借対照表に計上される棚卸資産の価額はより時価に近いものとなる。一方、売上原価に計上される当期払出分の棚卸資産の評価額は時価と乖離することとなるため、その差額分が利益や損失に含まれることになる。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517841