自己資本当期純利益率
【じこしほんとうきじゅんりえきりつ】

Rate of Return on Equity

自己資本に対する当期純利益の比率であり、企業の収益性を測る指標として収益性分析の際に用いられる。分母が自己資本であるため、他人資本提供者に対する利息や税金の支払い、および、少数株主に帰属する利益を控除した後の利益である当期純利益を用いて算定される。このように、自己資本利益率が高いほど自己資本を有効に使用して利益を獲得したことを示しており、株主利益の増大に貢献していることになる。

なお、分子は1年間を通じて獲得される当期純利益を用いるため、原則として、分母も1年間の平均的な自己資本の金額を用いる必要がある。そのため、分母の自己資本の金額は期首の自己資本と期末の自己資本の平均値が用いられることが多い。

(c)2009 A&A partners/TMI Associates/ Booz&Company(Japan)Inc./ Meiji Yasuda Insurance Company

日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517853