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自己資本比率
【じこしほんひりつ】


Capital Ratio/Equity Ratio

他人資本自己資本の合計である総資本に対する自己資本の比率であり、企業の長期的な安全性を測る指標として安全性分析の際に用いられる。他人資本は、金融機関や社債保有者等の債権者等から調達した資本であるため期限が到来すれば返済しなければならず、返済不能の場合には、企業の倒産につながる。他方、自己資本は、企業に出資された資本および企業が過去に獲得した利益のうち配当せず社内留保した部分から構成されるため、将来返済するという性質のものではない。そのため、他人資本自己資本の合計である総資本に対する自己資本の比率が高ければ、企業が調達した総資本に占める他人資本の割合が低いことになり、企業の倒産可能性が低くなると考えられる。他人資本の全額を返済・喪失しても、なお、同額以上の資本が企業内に保持されるため、一般的には、自己資本比率が50%以上ならば安全性に関して良好と判断される。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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