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実地棚卸
【じっちたなおろし】


Physical Inventory

決算日など一定の時点において会社が保有する棚卸資産の実際の数量を把握するために、棚卸資産の現物を実際にカウントする手続である。棚卸資産の継続記録を行っている場合、棚卸資産の受払台帳により理論上の棚卸資産残高は把握できるが、受払台帳の記載誤り、現物の紛失や盗難等により実際の棚卸資産残高と理論残高との間に差異が生じる可能性がある。この差異を把握して、異常な原因によるものか否かを適時適切に把握するため、実地棚卸と理論残高との調整作業は非常に重要な手続である。また、実地棚卸では単に数量をカウントするだけでなく、不良品や長期間滞留している在庫がないか、在庫の保管状況は適切であるかなどのチェックも実施する。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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