消極的確認
【しょうきょくてきかくにん】
Negative Confirmation
監査人が、監査手続として実施する確認の1つの手法であり、確認状に記載した金額やその他の情報に確認先が同意しない場合にのみ回答を求める確認方法である。消極的確認を採用した場合、監査人は、確認状に対する回答がないというだけで、確認先が確認状記載の金額その他の情報に同意したとの監査証拠を得ることはできず、補完的に他の監査手続を実施し、監査証拠を入手する必要がある。監査人が、監査手続として確認を実施する際の方法としては積極的確認と消極的確認があるが、積極的確認による場合の方が、より高い証明力を有する監査証拠を入手することができる。
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| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517900 |