所得金額
【しょとくきんがく】

Income

収入から必要経費を差し引いた利益の額のことをいい、狭義には、個人の経済活動から生じる利益の額であり、個人の所得金額には所得税が課せられる。広義には、法人の経済活動から生じる利益の額も含まれ、法人の所得金額には、法人税、住民税、事業税、地方法人特別税が課せられる。個人の所得金額には、利子所得、配当所得、不動産所得、給与所得、退職所得、事業所得、山林所得、譲渡所得、一時所得、雑所得があり、基本的に、収入金額から必要経費または税務上政策的に認められている特別控除額を差し引いて計算される。法人の所得金額は、法人税法上の収入である益金から法人税法上の経費である損金を差し引いて計算される。具体的には、企業会計上の利益の額に、企業会計と法人税法との差異を加減算することにより所得金額が算定される。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517910