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スルー取引
【するーとりひき】


在庫リスクや信用リスク等を負わず、付加価値の増加を伴わない伝票処理で帳簿上通過するだけの営業取引である。信用力の乏しい中小企業に高額商品を売る場合に、信用力のある企業を伝票上で介在させる取引などがこれにあたり、商習慣として行われる場合もあるが、粉飾決算に利用される場合もある。スルー取引については、会計上、収益の総額表示は適切でないとされ、総額表示を行うためには、販売者として通常負担すべきさまざまなリスクを負っていることが必要となる。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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