経済経営用語 会計(Accounting) 23 税効果会計【ぜいこうかかいけい】 Deferred Tax Accounting/Tax Effect Accounting 会計上の収益または費用と法人税等の課税所得計算上の益金または損金の認識時点の相違等により、会計上の資産または負債の額と法人税等の課税所得計算上の資産または負債の額に相違がある場合において、法人税その他利益に関連する金額を課税標準とする税金の額を適切に期間配分することにより、税引前当期純利益と法人税等の負担額を合理的に対応させることを目的とする会計処理である。法人税等の課税所得の計算にあたっては会計上の利益の額が基礎となるが、会計と課税所得計算とは一般的にその目的を異にするため、収益(益金)または費用(損金)の認識時点や認識項目、資産または負債の額に相違がある。このうち、認識時点の相違を調整し法人税等を適切に期間配分するために、損益計算書に法人税等調整額を計上し、将来の法人税等の軽減額または負担額を繰延税金資産および繰延税金負債として貸借対照表に計上する。 (c)2009 A&A partners/TMI Associates/ Booz&Company(Japan)Inc./ Meiji Yasuda Insurance Company 日経BP社「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」JLogosID : 8517920