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総額主義の原則
【そうがくしゅぎのげんそく】


企業会計原則損益計算書原則および貸借対照表原則に規定されている原則で、費用および収益または資産、負債および資本は総額によって記載することを原則とし、費用の項目と収益の項目並びに資産の項目と負債または資本の項目とを直接に相殺することによって、その全部または一部を損益計算書または貸借対照表から除外することを禁止するものである。投資家などの利害関係者が企業の業績などを判断する場合、当期の利益額のみならず企業規模や取引規模についても重要な情報となる。仮に、費用項目と収益項目の一部または全部が相殺された場合や資産項目と負債または資本項目の一部または全部が相殺された場合は、企業規模や取引規模などについての表示が困難となるため、総額主義の原則が要求される。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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