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租税回避
【そぜいかいひ】


Tax Avoidance

租税法が予定している通常の取引行為ではなく、不必要な取引先や第三者を経由させるなどの異常な取引行為を選択することによって、租税負担の回避・軽減等を行うことである。租税回避は、租税法が予定している租税負担を軽減する行為である節税とは異なり、また、租税法の課税要件に係る事実の隠ぺい等により租税負担を免れる行為である脱税とも異なる。租税回避の例として、航空機のレバレッジリースや、租税回避地を利用した贈与税の軽減などがあげられる。通常では行わないような行為をあえて行うことで、税負担を軽減または回避する行為であるため、租税負担の公平性が阻害されるという問題がある。そのため、過大な役員報酬等の損金不算入の規定や移転価格税制、過少資本税制、タックスヘイブン対策税制などにおいて、租税回避行為が行われないような法整備がなされている。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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