経済経営用語 会計(Accounting) 40 貸借対照表【たいしゃくたいしょうほう】 Balance Sheets 会社が、経営者自ら、あるいは株主・債権者などに対して、事業年度末等の一時点の財政状態をあらわすために作成する書類であり、財務諸表の1つである(図参照)。B/Sともいう。貸借対照表は、ある一時点において会社が有する資産、株主以外から調達した資金の負担を表す負債、株主からの拠出額および損益取引により蓄積した利益である純資産から構成される。貸借対照表の記載方法は財務諸表等規則などにより定められているが、現行制度では、資産の部・負債の部および純資産の部に分類して流動性配列法により記載する。貸借対照表の作成方法は、ある一時点での現物調査に基づく「実地棚卸法」により作成する方法と、総勘定元帳などで継続的に行う会計記録に基づく「誘導法」により作成する方法があるが、現行制度の基では正規の簿記の原則に従い「誘導法」を基礎として作成する必要がある。 (c)2009 A&A partners/TMI Associates/ Booz&Company(Japan)Inc./ Meiji Yasuda Insurance Company 日経BP社「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」JLogosID : 8517954