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負ののれん
【ふののれん】


Negative Goodwill

企業の買収や合併、営業の譲受け等の企業結合に行った場合に、取得対価に比べ取得した企業の純資産または承継した事業に係る資産、負債の純額が超過する差額をいう。負ののれんは、将来において取得した企業または事業に損失が発生することが見込まれているため、当該損失見込額を考慮して取得対価を決定したことなどにより発生する。現行会計基準負ののれんは、正の値であるのれんと対称的に、20年以内の取得の実態に基づいた適切な期間で規則的な償却を行うとされている。貸借対照表上、負ののれん固定負債の区分に表示され、損益計算書上、負ののれん償却額は営業外収益の区分に表示される。なお、今後適用される改正企業結合に関する会計基準においては、負ののれんは発生した事業年度の特別利益として処理することとされている。




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「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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