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ヘッジ会計
【へっじかいけい】


Hedge Accounting

ヘッジ取引のうち一定の要件を充たすものについて、ヘッジ対象に係る損益とヘッジ手段に係る損益を同一の会計期間に認識し、ヘッジの効果を会計に反映させるための特殊な会計処理のことである。ヘッジ取引についてヘッジ会計が適用されるためには、ヘッジ対象が相場変動等の損失の可能性にさらされており、ヘッジ対象とヘッジ手段とのそれぞれに生じる損益が互いに相殺されるか、またはヘッジ手段によりヘッジ対象のキャッシュフローが固定されその変動が回避されなければならない。ヘッジ会計が適用される要件としては、「事前テスト」と「事後テスト」の実施の必要性がある。「事前テスト」および「事後テスト」は、時価会計が原則とされる金融商品会計の考え方において、例外的に特殊な会計処理を実施するために、特に限定的な適用要件を定めたものである。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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