包括主義
【ほうかつしゅぎ】
Comprehensive Basis
企業の損益計算は、一定期間内の正常的・経常的な経営成績を表示するだけではなく、当期の業績に結び付かない非正常的・非経常的な損益項目も加味して当期純損益を表示すべきとする考え方をいう。これに対して、企業の損益計算は、一定期間内の正常的・経常的な経営成績を表示すべきとする考え方を当期業績主義という。企業会計原則では、損益計算書原則における純損益計算の記載において、「経常損益計算の結果を受けて、前期損益修正額、固定資産売却損益等の特別損益を記載し、当期純利益を計算する」と規定しており、企業会計原則は包括主義の観点に立っている。
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| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8518036 |