明瞭性の原則
【めいりょうせいのげんそく】

企業会計原則における一般原則の1つであり、企業会計は、財務諸表によって、利害関係者に対し必要な会計事実を明瞭に表示し、企業の状況に関する判断を誤らせないようにしなければならないことを要求するものであり、財務諸表利用者が、企業の財政状態や経営成績に対する判断を誤ることのないようにするために企業に適切な情報開示を求めている。明瞭性の原則は貸借対照表および損益計算書の適切な記載のみならず、重要な会計方針の開示、重要な後発事象の開示、注記事項の記載方法についても要求され、記載するか否かの判断にあたっては重要性の原則の適用を受けることとなる。

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8518054