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持分プーリング法
【もちぶんぷーりんぐほう】


Pooling of Interests Method

企業結合においてすべての結合当事企業の資産、負債および純資産を、それぞれの適切な帳簿価額で引継ぐ方法をいう。結合当事企業の資産または負債の帳簿価額に会計処理または評価の誤りがある場合には、結合前にその帳簿価額の修正を行う必要がある。持分プーリング法によると、結合当事企業の資産、負債および純資産は適正な帳簿価額で引き継がれ、のれんは発生しない。持分プーリング法を適用するには以下の要件をすべて満たさなければならない。&wc1;企業結合に際して支払われた対価のすべてが、原則として、議決権のある株式であること、&wc2;結合後企業に対して各結合当事企業の株主が総体として有することになった議決権比率が等しいこと、&wc3;議決権比率以外の支配関係を示す一定の事実が存在しないこと。&wc1;から&wc3;までの要件は、並列関係にあるのではなく、前者は後者の判定へ進むための必要条件である。




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「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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