投資戦略
【とうしせんりゃく】

投資期間中のストーリーを描くこと。不動産の証券化商品ではなく、実物の不動産に投資する際には、特に重要となる。
不動産の取得には手間がかかるため、いかに取得するかが投資戦略のすべてのようになってしまう例が見られるが、むしろ取得してから先のことが重要となる。つまり、取得後の投資期間を定め、投資期間中の不動産の管理をどのように行うのか、想定されるリスクにどのように対処するか、積極的なリニューアルに挑戦するのか否か、投資期間満了時に出口戦略をどうするかなどについて、あらかじめ計画を立てておく必要がある。
また、個々の不動産のストーリーだけでなく、複数の不動産を購入していく場合は、それらのポートフォリオのバランスや投資時期についても、戦略を立てておく必要がある。

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日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典　不動産ビジネス」 JLogosID : 8524087