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ネガティブイールド
【ねがてぃぶいーるど】


キャップレートが安全資産である長期国債の利回りを下回る状態。イールド・ギャップがマイナスになること。
不動産投資は、長期国債に比べると投資期間中の収益や元本償還に不確実性が大きいため、そのリスクに見合う分だけキャップレート(不動産の利回り)は国債の利回りより高くなるのが合理的であり、通常はキャップレートから国債利回りを引いたイールド・ギャップはプラスになる。
ところが、市場参加者の多くが不動産価格の大きな上昇期待を持つ状態になると、投資期間中の収益性を無視した評価や取引が行われたりするようになり、収益が変わらなくても不動産価格が上昇し、キャップレートが低下していく。その結果、冒頭に記したような逆転状態になる。




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日経BP社
「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」
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