バリュー・アッド型(バリュー・アップ型)投資
【ばりゅーあっどがたとうし;ばりゅーあっぷがたとうし】
物件の価値向上に積極的に関与し、コア型、オポチュニスティック型の中間的なリターンをねらう投資戦略。
例えば、リニューアルや修繕が必要なのに前所有者の資金不足などが理由で放置されていたり、テナントの入居率が低下しているのに適切な募集活動が行われていなかったりすることが原因で収益が低下している物件を、低い収益性を前提とした価格で取得する。その後、自らリニューアルやリーシングを行って賃料や稼働率を向上させて収益を高め、高い収益を前提とした価格で売却することによって、キャピタルゲインを得る手法である。
バリュー・アッド型の投資を行うためには、運営するアセットマネジャーが、資金面のマネジメントだけでなく、建築やテナント募集といった不動産まわりの実務能力に長けていることが必要となる。
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| 日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」 JLogosID : 8524102 |