CB（転換社債）
【しーびー;てんかんしゃさい】

CB/Convertible Bond

株式に転換することができる社債のこと。CBはConvertible Bondの略。以前は「転換社債」と呼ばれていたが2002年4月の商法改正により、これ以降に発行される転換社債は「転換社債型新株予約権付社債」と呼ばれるようになった。
発行当初は社債であるが、株式に転換できる「転換価格」が設定されており、希望すればこの転換価格で債券と引き換えに株式を入手できる。転換価格は、当該債券の発行日前の特定日の当該銘柄の株価ないし特定期間の同銘柄の平均株価を基準とし、それらの数パーセント上に設定される。
したがって転換社債を購入後、債券の償還までの間に転換価格よりも株価が上昇すれば、「転換価格」で債券を株式に転換し市場で株式を売却することで、その差額を得られる（勿論株式のまま保有を続けてもよい）。
一方、当該社債を購入後、株価がずっと転換価格を下回ったままの場合は、償還時まで普通の社債として保有することになる。ただし、株価が上昇した場合でも一定の（上昇時から見れば安い）転換価格で株式に転換できるという有利な条件が付いているため、クーポンレートは普通の社債に比べて低めに設定されている。

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日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典　不動産ビジネス」 JLogosID : 8524217