LTV(借入比率)
【えるてぃーぶい;かりいれひりつ】
LTV/Loan To Value
Loan To Valueの略称で「エル・ティ・ブイ」または「ローン・トゥー・バリュー」と呼ばれている。DSCRとともに債券や貸出しの安全性をチェックする指標で、債権の格付の目安にも使われている。SPCやJ-REITの社債や借入金などの負債額を担保資産の評価額で割った比率を%で表したもの。
LTV=社債・借入金など÷資産評価額
例えば、1億円の価値のある不動産について、
6,000万円借入れをしている場合、LTVは、6,000万円÷1億円=60%
7,000万円借入れをしている場合、LTVは、7,000万円÷1億円=70%
となる。
この数字が小さいほど安全性は高いと言え、逆に大きいほどデフォルト確率の高いハイリスク・ハイリターンの投資商品ということが言える。
J-REITの場合、LTVの上限は50~60%程度としているものが多くなっているが、プライベートファンドでは60~90%となっているものも見受けられる。
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| 日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」 JLogosID : 8524228 |