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インフレヘッジ
【いんふれへっじ】


インフレの進行により価値が下落してしまう資産から、インフレに連動し価値の下落しない資産に移すことによって、損失を回避することを言う。
例えば、現金などはインフレにより物価水準が2倍になった場合、実質的にその価値は半分になったことになる。一方、貴金属・不動産・株式などは(固有の価格変動はあるものの)インフレの進行とともに「割安」になることはなく、それなりに価格が上昇することにより「相対的に」一定の価格水準を維持する傾向がある(仮に激しいインフレがしばらく続き、給与所得の名目値が相当増えた後でも、貴金属や不動産は引き続き高嶺の花であることはイメージできよう)。
したがって、これらの資産に投資をしておけば、インフレの進行による資産価値の目減りを防ぐことができると考えられる。しかし、これらの場合でも「インフレ率に100%連動」することが保証されているわけではないので注意が必要である。




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日経BP社
「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」
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