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金利キャップ
【きんりきゃっぷ】


金利の上限を設定する金融商品。レンダーとの契約の場合では、例えば、変動金利で借り入れるが、将来、一定の上限レート以上に金利が上昇しても、上限レート以上の金利は支払わなくてよいという契約を結ぶ。この場合、上限以上の部分を支払わなくてよい対価として、一定のプレミアム(いわば一種の保険料)を支払うことになる。たとえば、上限金利を年1.5%とする3年間有効のキャップ契約を結ぶ代わり、毎年0.05%のプレミアムの3年分を最初に支払う、などとなる(値はすべて仮想例)。これ以外にも、第3者との間において、同様にプレミアムを支払う代わりに、上限金利を超えた場合はその差額分を受け取るという方法もある。
このプレミアム水準は将来に対する予測に依存するため、一定の上限金利に対して一定の固定的なプレミアム額ということはなく、その時々のマーケットの状況で変化することになる。たとえば、今後金利の上昇が強く見込まれる場合は、プレミアムが高めで推移したりすることになる。




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日経BP社
「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」
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