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ゼロ金利政策
【ぜろきんりせいさく】


日本銀行がコール市場に大量の資金供給を行い政策金利の位置付けである無担保コール翌日物の金利をゼロ近辺まで誘導する政策。
経済の停滞が続く中、金利を限界まで下げることにより経済の浮揚を狙った政策。金利が低水準となるので、資金を調達する企業、住宅ローンを借りる個人などにはプラスとなるが、預貯金の利息を生活費の足しにしている年金生活者にとっては預貯金金利が低水準になるためマイナスの影響が出る。
1999年2月に日本銀行は景気の浮揚を狙って無担保コール金利を0.15%に誘導することを決定した。2000年前後の米国のITバブルの余波で日本経済もやや持ち直したため2000年11月には一旦解除されたが、その後まもなくバブルが崩壊したため、2001年早々に再度導入された。




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日経BP社
「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」
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