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バーゼルⅡ
【ばーぜるつー】


国際決済銀行(Bank for International Settlement, BIS)のバーゼル委員会が2004年6月に発表した新たな自己資本比率規制のこと。従来のバーゼルⅠの改訂版である。内容として、以下の「三つの柱」から成る。
第一の柱:最低所要自己資本比率
第二の柱:金融機関の自己管理と監督上の責任
第三の柱:市場規律
特徴としては、バーゼルⅠに比べ信用リスクの計算が精緻化されたほか、事務ミスや不正行為などにより損失を被るリスク(オペレーショナル・リスク)についても分母のリスク・アセットに加えられた。即ちバーゼルⅠのリスク・アセットは、信用リスク・市場リスクの2種類であったが、バーゼルⅡではオペレーショナルリスクも含む3種類となった。
我が国では、バーゼルⅡによる規制は2007年3月末から実施されている。




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日経BP社
「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」
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