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ブリッジローン
【ぶりっじろーん】


つなぎ融資。必要とする資金が何らかの事情によって間に合わない場合に行われる。
あくまで本格的な長期の融資の獲得までの「つなぎ」であるので、期間としてはせいぜい1年程度とされる。また、その応急的な性格から利率もやや高めである。
ここでの「何らかの」事情としては、以下のようなものがある。
家の買い替えを検討中であり期待通りの物件を発見、購入を決断したものの現在の家の売却資金を購入資金に充てたいと考えている。売却がさほど長期化するとは思えないため、次の家のために全額のローンを組むのもコストその他の点から有利とはいえない。このような場合、現在の家が売却できるまで購入資金をブリッジローンでつなぐのである。
その他、支払い不能に陥り競売の危機に瀕しているが、しばらくのちには融資の目途が立っている、しかし期限には間に合わないというときに、この部分をつなぐなどの場合もある。
企業の資金繰りなどの面では、たとえば、社債やCPの償還により資金が流出するものの、それに見合う長期融資の再調達に手間取っている場合などにこの「つなぎ」融資が用いられることもある。




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日経BP社
「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」
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