モーゲージバンク
【もーげーじばんく】

住宅ローン（モーゲージ）の組成に特化した金融機関。通常の商業銀行とは異なり預金の受け入れなどは行わない。
モーゲージバンクは一定の自己資金を持っており、これを使って住宅ローンを実行する。この点で、住宅ローンの「取次」のみを行うモーゲージ・ブローカーとは異なる。しかし、自己資金で実行したローンを抱えたままでは、資金すべてをローンとして貸し出した段階で業務が止まってしまうため、通常は自己資金でローンを実行した後にそのローンをセカンダリーマーケットで売却して資金を回収、それを再度次のローン顧客に融資するという方法で業務を回転させている。
彼らの収入源はローンを組成する際の組成手数料であり、またローン回収ができる会社は回収の際の回収手数料も収入としている。
ローン組成・ローン売却のサイクルを通じ、貸せば貸すほど手数料が入ることになることから、サブプライムローン問題の一つの側面でもある過剰貸し出しにも繋がった。

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日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典　不動産ビジネス」 JLogosID : 8524334