投資事業有限責任組合契約
【とうしじぎょうゆうげんせきにんくみあいけいやく】

投資事業有限責任組合契約に関する法律（LPS法）によって定められた組合で、集団投資スキームの一つ。無限責任組合員（ゼネラル・パートナー）と有限責任組合員（リミテッド・パートナー）で構成されており、組合契約を締結することで成立する。
この組合が制度として認められるまでは、民法による任意組合が活用されていたため、すべての投資家が無限責任を負うこととなっていたが、無限責任組合員と有限責任組合員を規定する制度が確立されたことで、事業者への円滑な資金供給を促進されることとなった。無限責任組合員とは、組合の業務を執行することができる組合員で、組合の債務について無限に責任を負わなければならない組合員である。無限責任組合員が複数いる場合には多数決で業務執行の決定を行い、債務についても連帯して負担する。一方、有限責任組合員は出資した限度で責任を負う組合員である。
【参照キーワード】
集団投資スキーム持分

(c)2011　Mitsubishi UFJ Trust and Banking Corporation

日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典　不動産ビジネス」 JLogosID : 8524402