責任投資原則（PRI：Principles for Responsible Investment）
【せきにんとうしげんそく;ぴーあーるあい】

PRI:Principles for Responsible Investment

2006年、当時のアナン国連事務総長が機関投資家に対して提唱した投資原則で、機関投資家の意思決定プロセスにESG課題（環境、社会、企業統治）を受託者責任に反しない範囲内で反映させるべきとした世界共通のガイドラインとしての性格を持つ。
全世界の機関投資家、資産運用会社など900余の機関が署名している（2011年6月現在）。その内容は以下のようになっている。
1．私たちは投資分析と意志決定のプロセスにESGの課題を組み込みます。
2．私たちは活動的な（株式）所有者になり、（株式の）所有方針と（株式の）所有慣習にESG問題を組み入れます。
3．私たちは、投資対象の主体に対してESGの課題について適切な開示を求めます。
4．私たちは、資産運用業界において本原則が受け入れられ、実行に移されるように働きかけを行います。
5．私たちは、本原則を実行する際の効果を高めるために、協働します。
6．私たちは、本原則の実行に関する活動状況や進捗状況に関して報告します。
【参照キーワード】
ESG要因

(c)2011　Mitsubishi UFJ Trust and Banking Corporation

日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典　不動産ビジネス」 JLogosID : 8524577